MUKU-DATA  神代桂(じんだいかつら)

ついに日捲りカレンダーもあと一枚になりました。
大晦日、午後4時です。曇り空で外は静かです。
今年は神代木と縁が多かったように思います。
年々良材も少なくなり、市場に言ってもこれといった欲しい木も少なかった事と
歳と共に渋めの材、それを使った落ち着いた室内好みに意識が変わってきているのも
その要因かと思います。
かと言って赤いブビンガや花梨はその良さがありますし、
ウォールナットは総合的に見ていい木ですのでやはり大好きですし、
日本人には日本の木が肌には合いますし、
どの木も大好きなのには変わりありません。
木材倉庫は、11月初めに大工造作は終わっているのですが、
左官、建具、などあともうちょっとで完成でしたが、
業者さんが忙しく、そのまま年を越すことになりました。
何がどこで求められどう使われるか、
想定外の事が多かった一年でしたが、
逆にそんなところでこの材がそんな使われ方をするんだねっていう
面白さや、新たな材の可能性みたいなものも少し感じることができました。
木材の使い方として面白い方向に向かっているのかもしれないなぁ・・と
淡い期待もあります。
来年も継続して、他にはない木材の充実を図ろうと思っています。
適材適所、
工務店さん、建築家さん、大工さんが作られた空間が
オリジナリティ溢れ居心地の良いものになるように
材木屋として木材のご提供ができれば幸いです。
11月に半分製材して止めていた
傷んだ神代桂の製材をしました(12/28製材)
石が噛んでいて帯鋸から火花が出るわ、挽き肌はボロボロでしたので
細かな材にしかなりませんでした。

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